右の写真は去年の11月、ちょうど気候も寒くなって冬に差し掛かる頃、我が家のアクアポニックスシステムが完成した。当時植えたブロッコリー(中央)をはじめ、キャベツ、フェンネル、パセリ、ローズマリーなど、初めての試みでもあったので、当時はどう成長するか楽しみであった。
それが寒い寒い冬の中で成長し、3月を迎えてようやくそれらしくなってきた。嬉しい次第である。
下の水槽で飼っている鯉たちも、11月当初7cmぐらいの大きさであったものが、現在では12cmから15cmにまで成長し、ぐんぐん大きくなっている。頼もしい限りである。
私が元々アクアポニックスを始めたのはただの興味本意ではない。今より1年以上前、まだ私たちがNZにいた頃に、神さまから一つのビジョンが与えらたからである。それは命あふれる教会、緑あふれる教会、命の泉が溢れる教会のイメージが、ポンッと与えられたからだ。
だから日本に行くにあたって、それを実現するために、できることから始めてみたのがアクアポニックスであり、普段意識したことのない緑や自然を意識することであった。それについてはブログ記事「憧憬のありか」に詳しく書いてあるので参照にしてほしい。
だから今でこそ小型のアクアポニックスシステムであるが、将来的には広い土地に大型の商業用システムを作り、自分たちだけではなくて、周りにいる多くの人たちをサポートしたいと思っている。そういったことが、これからの終末時代における教会の一つの働きにもなってくるだろうと思うからだ。現在資金調達のために、主に祈っている。
新約聖書 ルカ21章10節、11節にあるように、これからの時代を見据えた時、私たちはどこかで、半自給自足的な生活をしてゆけるような食料確保の必然性がある事をを拭い得ない。聖書の御言葉は以下の通りである。
「それから、イエスは彼らに言われた。「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、大地震があり、方々に疫病やききんが起こり、、、」とある。
方々に、、、とは、それらのことが同じような時期に、あらゆる場所で起こるという意味である。言わずもがな私たちは、そういった現実の中に生きている。ロシアとウクライナの戦争の状況に、日々言葉にならない複雑な思いを胸に抱きながら、地震大国である日本に住み、コロナパンデミックという疫病が世界を覆う中、それらの影響からやがて来るであろう飢饉の現実に対して、いつもかすかな不安を覚えている。
そうでなくても、日本は他国に比べて食料自給率が30%以下と、とても低く、普段食べているものの多くが食料貿易に頼っている現実がある。しかも昨今は、多国籍企業による悪質な化学肥料の問題や、食のアレルギーの問題など、食の安全性が問われており、さらには脱炭素という環境問題から、牛肉、豚肉などの家畜の生産量を減らす動きも出てきている。だからその中で、安全、安心な食の確保は、これからの時代において必然性のある課題となってくるだろう。
その意味で、アクアポニックスは通常の農業の10分の1の水で野菜を育てる事ができ、また完全有機栽培なので科学肥料も使用することなく、安全かつ安心。また野菜の成長率も通常の土で行う露地栽培の3倍と言われており、また野菜だけではなく魚も生産できるので、水や農耕地の乏しい発展途上国で現在有効活用されている夢の農法なのだ。
現在は環境問題の観点からSDGsの世界的なムーブメントもあり、農や緑のものがとかくフォーカスされている。ちなみにアメリカのフロリダにあるディズニーランドでは、アクアポニックスやハイドロポニックス(水耕栽培)のアトラクションまである次第だ。夢の国に、である。しかしこのことから人々の潜在的なニーズがそこにあることがうかがえるだろう。
コロナ禍において求められていること、そして現在進行形のリアルな問題として、ワクチンの影響による免疫力低下などの健康被害の現実を前に、私たちに必要なことは何かと言えば、「免疫力を強化すること」であると私は去年から言ってきた。神さまにクリエイトされた聖霊の宮である自らの体を守ることと、神さまが人のために造られた植物や野菜を育てることが、主のご栄光を表すことにつながってゆくのなら、誰でも新鮮な有機野菜を美味しく楽しく育てられる、このアクアポニックスというシステムは、時代に合った素晴らしいツールであると私は確信している。詳しくはブログ記事の アクアポニックスとエデンの園 または「野菜スープとお散歩 を参照のこと。
このようにJC CREATIVE ART MINISTRYでは「終末時代における希望とはなにか?」を一つのアートテーマとして、作品やその考え方をアップしてゆく予定です。
【参照】
https://aquaponics.co.jp ←私がアクアポニックスを学んだスクール
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