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  • JOJI

『緑の教会』計画(GREEN CHURCH PROJECT)と国産バナナについて

Updated: Feb 13, 2023


私たちのミニストリーの活動ニュースレターを受け取っている方はすでにご存知であると思うが、私たちが2021年5月、日本に帰国する前に与えられたビジョンに、『いのち溢れる緑の教会』を作るというものがあった。


2021年5月当時、そのビジョンがあまりに漠然としていたので、細かい具体性についてはよく分からなかったが、帰国後植物を植えたり、野菜を育てたり、アクアポニックスを試したり、土に興味を持ったりする中で、ある日、下のような絵を描いた。

2021年7月に描いた「いのち溢れる緑の教会」の最初のイメージ。

”Spiring of Life Christian Church"と名付けた。


広い場所にプランターで花が植えられ、野菜があって、大きな葉の植物があって、たくさんの実がなっていて、そこにアクアポニックスのシステムに、うちのパグ犬のチョコや、いずれ飼いたいと思っていた鶏もいる。そして中央の机の上には聖書が置かれていて、泥だんごが周りに置いてある。それは当時の私にとっての「緑の教会」のイメージだった。


しかしそれ以上ビジョンに関する主の導きがなかったので、私はしばらくそのイメージを置いておくことにした。


そんな折、世界は急速にコロナ一色になって、日本もアメリカを始めとする他国のワクチン政策を追うようにして、ワクチン攻勢を始めた。2021年から2022年にかけて、世界中の人たちが時に強制、半強制、同調圧力、不安、恐れ、努力義務、思いやりなどの理由に、2回、3回、4回とワクチン接種を進め、その結果、現在は「コロナ禍」という名の元に、ワクチンの嘘と実害、副反応や後遺症、感染予防という嘘から重篤予防という嘘に至るまで、接種者の急な病気の発症や突然の死、ワクチンによって人は免疫不全症候群になるという事実が明らかになるにつれて、気がつけば世界は「コロナ禍」から「ワクチン禍」へとシフトしている。


以下のURLは、そんなワクチン禍に生きる現代の私たち、そして現代の教会が、その出口の見えない作られたニューノーマルの世界の中で、接種者と未接種者という溝を超えて、いかに考え、いかに備えるべきかを書いたものです。


そして今年、ロシアとウクライナの戦争が始まった。ロシアを一方的な悪と見立てる中で、アメリカを操っているディープステイトと呼ばれる『超自由主義的優生思想者』たちや、それに連なるビックテックを中心とした『持てる1%の者たち』は、その戦争の混乱の中で、ロシアのエネルギーや農業用肥料、ウクライナ産の小麦へのアクセスを遮断し、関係諸国を経済的に弱体化させ、脱炭素やSDGsという聞こえの良いエセ政策を推進することで、世界中の酪農家や農家を廃業に追い込み、その影で世界中の農地と種子、そして苗を独占している。これから人為的な、非常に計画的な食料危機へと世界を持ってゆくつもりなのだろう。グレートリセットという名の元に。


その流れは聖書的に言えば、黙示録6章にある「4つの馬」に描かれている通り、「疫病」と」「戦争」そして「食糧危機」の流れへと向かってゆく。


だから私たちは『そんな時だからこそ』主の再臨と携挙の恵みを前に、「異邦人の時の満ちる時」まで、「困難な時代」(第2テモテ3章)の中にありながらも、キリスト者として、クリエイティブに主の栄光を伝えてゆくことが委ねられている。


そういった「世界/社会の必要性」を祈りの中で感じながら、私は再び「いのち溢れる緑の教会」というビジョンにこころ導かれ、祈り求め、調べる中で新たに与えられたのが、日本の岡山県で行われている「国産バナナ」の取り組みだった。


なぜ国産バナナなのか?

現在日本で食べられているバナナの99.9%は輸入ものである。そのほとんどがバナナベルトと呼ばれるフィリピンやエクアドルと言った熱帯地域からのものである。しかしそんな中、最近日本で国産のバナナを作る働きが起こされ、現在岡山県を中心に、全国に30カ所近い農家が国産バナナの栽培を行っている。


バナナは言わずと知れた庶民のフルーツであり、大人から子供まで食べているメジャーな果物である。今でもりんごやみかんを抜いて、バナナは日本で最も多く食べられているフルーツである。しかしそんなバナナが今、危機の中にあることをご存知だろうか。


現在市場に出回っているバナナは、すべて同じ単一種から株分けされたクローンであり、全てが同じキャベンディッシュという種類のバナナである。元々はグロス・ミッシェルという種類のバナナが主流だったのだが、「パナマ病」という感染症が流行したことによって、プランテーション中のすべてのバナナが同じ単一品種であることによって、同じ病原菌によりすべてが滅んでしまった。


以前は台湾から輸入されていたグロス・ミッシェル種のバナナを日本人も食べていたのだが、アメリカの巨大プランテーションの波によって、すべてがキャベンディッシュに半ば強制的に切り替わり、その後グロス・ミッシェル種はパナマ病によって壊滅してしまった。

本の解説:『世界からバナナがなくなる前に』


それに代わって出て来たのが、現在の種類であるキャベンディッシュである。味はグロス・ミッシェルに比べると落ちるが、これが現在主流のバナナである。しかし現在、また再び「新パナマ病」がバナナベルトに広がっている。そのため昨今ではバナナの値段が以前に比べ高騰している。日本の主要輸入先であるフィリピンでも生産量がここ5年間で20%落ちた。そして事態はさらに深刻になっている。そのため現在、遺伝子組み換え作物を作っている多国籍企業が、新たに遺伝子組み換えバナナの試験栽培を始めている。


もとはバナナの生産量をいたずらに上げようとしたプランテーション企業が、バナナを植える間隔など全く考えることなく、一つの地域に密集させて栽培したり、現地の人々の健康のことなど全く気にせずに、現地労働者との契約違反をするような形で、無作為に強力な農薬を飛行機から散布したりするなど、自然の用を忘れ、利益偏重の人為的な行為の結果、また新たな病原菌が発生し、それによってさらに大量の農薬を散布しなければならなくなっているのが現状だ。


その結果、菌病や害虫に耐性を持った、遺伝子操作をされた「不自然な」バナナを試験栽培するに至っているというのが現在までのバナナの話である。しかしそうやって、私たちの食卓に上る多くの作物、果実、食肉、そして加工食品に至るまで、現在多くの食べ物が自然なものから遺伝子組み換え食品へとすり替えられている。


そんな中、日本の岡山県にあるバナナ農園「D&T FARM」は、特殊な技術によってかつてのグロス・ミッシェル種のバナナの日本国内での栽培を成功させた。それを知った私は、先日、岡山県に説明会を受けに行った。

聞くところによると、そもそもこの農園は、設立者である故田中節三氏が40年に渡る研究によって開発した「凍結解凍覚醒法」という技術(バナナの成長細胞を特別な冷凍庫に入れ、180日かけて摂氏60度までゆっくり温度を下げ、また常温へと戻してゆくこと)により、田中氏曰く、バナナのDNAにかつて氷河期で育った頃の記憶を呼び起こさせることで、寒冷地であれどこであれ、強くて丈夫なバナナが育つようになった、とのこと。


しかし私はクリスチャンなのでその話を聞いて「なるほど」とは思いつつ、同じ様には解釈しないので(笑)、自分なりに調べてみた。そこで見つけた『バナナの歴史』という本を見ると、それが面白い本だった。諸説あるのだろうが、この本ではアダムとイブが食べたあの禁断の実が、実はバナナだったという一説が展開されていた。ここでは詳細は触れないが、とてもユニークで興味深い内容だった。


でも私が思ったのは、かつてノアの時代の洪水によって、天の上の大水が雨となって降り注ぎ、それまで地球を覆っていた水のカーテンによる温室効果が失われたことによって、大規模な気候変動が起こり、そのため人間の寿命が短くなり、恐竜は絶滅し、地球の一部が寒冷化されたことから、エデンの園の時代にバナナがあったかどうかは分からないが、多くの学者がバナナ自体は古くからあった植物の一つであると言っているので、元々バナナはあったと仮定して、バナナがノアの洪水後の寒冷化された時代を生き抜いており、その時代の記憶が呼び覚まされたとしても、決しておかしい話ではないだろう。


もしバナナがその時代を生き抜いて、今に至っているとするならば、その記憶はバナナにとってのORIGINの記憶であるに違いない。なんと興味深いことか!


とにもかくにも、現在この田中氏の発明した技術によって、北は北海道から南は九州まで、日本全国たくさんの協力農園がこの国産バナナの栽培を行っている。しかも本来フィリピンやエクアドルなど熱帯地域で育つはずのものが日本で育っているので、そもそも熱帯地域特有の害虫や感染病にかかることもなく、そのため農薬の必要がなく、皮まで美味しく食べれるバナナとなっている。


そして私はこの農園でダイナミックに育っているバナナの木々を見た時に、人体に有害な遺伝子組み換え作物やその食品、さらには農薬や化学物質が溢れかえっているこの社会にあって、遺伝子を人間の都合で切ったり貼ったりするのではなく、あくまでも遺伝子のORIGINの記憶を呼び起こすために働きかけるという、そのユニークな発想と技術に、心から感銘を受けた。なぜならそれは安全かつ作物の良さを活かすための技術であるからだ。


岡山県のバナナ園の取り組み:


さらに国産バナナはそのまま食べても美味しく、糖度が25度もある!通常売られている輸入バナナとは全く味が違う。バターのような粘度と濃厚さを持ちながら、桃やマンゴーよりも甘い。しかも無農薬だから皮まで食べられる。ジュースにしても良い。さらには乾燥させてもジャムにしても酵素にしても良しときている。さらにバナナの葉には青汁以上の栄養素が含まれているので、青汁を作ることもできる。さらには国産バナナの皮にはスパイクタンパク質を除去する成分も入っているとのこと。とにかく捨てるところがない!!


食料自給率30%台の日本にとって、有事の際の食糧源となるもの、大人から子供まで食べられるもの、ワクチン禍の社会にあって、免疫強化と十分な栄養を兼ね備えているもの、現在6人に1人の子供が貧困と言われて久しく、貧困化するシングルマザーが多い中、気軽にサポートできる食べ物であり、北は北海道から南は九州まで、どこでも栽培できるもの、無農薬であるもの、宣教師との兼業でも労働時間的に栽培可能なもの、そのすべてがこの『国産バナナ』の中に入っている。何と素晴らしいことか!!


そしてこの国産バナナ園を開園するにあたっては高さ8メートル、長さ50メートルのビニールハウスが最低3楝必要となる。そこに200株の大きなバナナが育つ。私は岡山県で、その大きなバナナの木と、雄大な緑の葉にすっかり魅せられてしまって以来、ぜひこれを『緑の教会』のシンボルにしたいと思った。

このように今回私は国産バナナにフォーカスを当てて『緑の教会』のビジョンについて書いてみたが、これからもいろいろな角度から『緑の教会』のビジョンについてアップしてゆきたいと思っている。それはこの『緑の教会』が、この終末時代にあって、複合的かつ立体的なビジョンであり、この時代にとって必要なひとつの教会のカタチであり、主が必ずこれを成してくださると確信しているからだ。










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